去年、イギリスで起こった殺人事件の裁判結果がニュースでやっていた。
トランスジェンダーの女の子が、当時15歳の二人に28回も刺されて亡くなった。
二人には、殺害計画書と殺したいリストがあったという。

ドキュメンタリー番組を見た。
加害者の女の子も男の子も、ハイスクールではトップクラス、両親はきちんと働いていて家庭環境に恵まれ、過去に問題を起こしたことのない子だと言っていた。
二人は裁判で最低20~22年は刑務所に入ると決まったが、被害者の女の子の母親は「一生外に出すべきではない」と訴えていた。
理由は、この二人の趣向が拷問、殺害、動物との性交渉に興奮を覚える異常趣向であるために、刑務所から出たとしても、趣向が変わるとは思えないというのが多数の意見である。

ショッキングな事件である。
が、私が今まで一番ショックだったのは、やはり長崎佐世保の事件である。
小学6年の児童が用意していたカッターナイフで同級生を呼び出し殺害した事件である。
あの子は今普通の生活をしているのだろうか…
それとも観察が付いた一生なのだろうか…

ドキュメンタリー番組でも言っていたが、インターネットで拷問などの画像が簡単に見れる事が、実行したい欲求を増長させたのか…とあったが、子供が使うインターネットに関して、親の監視責任なのかフェイスブックやTikTokなどの創始者がそもそも悪いのか…

私はこのニュースを見ながら、娘と話し合った。
娘は「フェイスブックやTikTokを作った人を責めても、どう使うかは本人やのに…」と言った。
うちの娘は携帯が夜8:30になると使えなくなる設定にしてあり、朝は7:30から使えるように設定してある。
同級生はそんな設定にされておらず、私は娘に不満か?と聞いた。
娘は「夜8:30で使えなくなるって友達は知ってるから、別に困らん。その分、夜8時からドラマ見るから別にええねん」と言った。
夜8:30から無いのが当たり前になると切り替えができて、むしろ時間が使えるから良いと言った娘。

イギリスの調査で、中学生高校生は休みの日に平均1日17時間を携帯を見て過ごすのだと調査で分かったらしい。
部活に明け暮れた私の青春に休みさえ無かったが…
人気ブログランキングへ
先週金曜日、いつも娘を送り迎えしてくれているお母さん友達が仕事で迎えに行けず、遅くなるから…との事で、その日は私が迎えに行き、うちで娘の同級生サマンサを預かった。
二人がおやつを食べながら真剣な顔で話していたから、何かあったん?と聞いてみた。

2人によると、やはり幼稚園から32 レッド カジノの同級生で仲良しのIちゃんには1年前からボーイフレンドがおり、このボーイフレンドが支配したがる性格の男の子で、ボーイフレンドが「あいつと喋るな」とか「あいつと仲良くするな」と全て決めており、最近は特にそれがひどく、Iちゃんはそれに従っており、ボーイフレンドがIちゃんの目の前で人を罵り、ひどい言葉を言っても平気な顔をしていることに理解できないと、二人は悲しんでいた。

またボーイフレンドの男の子は、うちの娘やサマンサ、他にも色々な児童に対して「痩せすぎ」「出っ歯」「デブ」などの容姿を非難したり、関連した卑劣なニックネームを相手が怒るまでしつこく付いて回り言い続ける。
1年前、ある保護者がこの男の子に注意するよう学校にお願いしたが、ハイスクールの教師はクラス内で起こること以外に責任も追及手段もなく、証拠が取れない事案であることから、言われた児童はこのような男の子を相手にしないよう忠告されたそう。
ハイスクールは小学校と違い、このような不特定多数の児童に対して不愉快になる言葉を浴びせる程度のことは問題にはしない。

金曜日、娘とサマンサに再びIちゃんのボーイフレンドがしつこく付きまとい、嫌な言葉を浴びせたから、娘は「人の容姿を言うけど、あんただって背が低いやん。それを言われたら嫌でしょ?」と言い返した。
その夕方、Iちゃんから娘とサマンサにメールが届き「私の彼氏を傷付ける言葉を言わないで。そうとう泣いているから二度としないで」と言ってきた。
そこでサマンサは「分かった」とだけ返信、娘は「悪いが、あんたのボーイフレンドが始めた嫌がらせやん。まずは自分のボーイフレンドに人の容姿の誹謗中傷を辞めろと言えば?」と返信。
Iちゃんは「話してはみるけど…」とだけ返信した。

月曜日、娘が帰宅しクッキーを食べている顔が少し違ったから、私は何かあったのかと聞いた。
やはり、月曜日もIちゃんのボーイフレンドが娘やサマンサに容姿の悪口を言ったらしい。
私は娘に言った。
「わずか11歳で彼氏、彼女、付き合うだの、付き合った1年記念日だの大人の私からしたら、ちゃんちゃら可笑しい話なんやけどな、Iは今ボーイフレンドが全てになってしまってん。それはそういう年齢になってきて今だけかもしらんし、これからもそうやって生きていくかもしらん。大人になっても、彼氏が出来たら連絡途絶えて彼氏の言いなりになる女、友達とご飯にも遊びにも一切行かなくなる女なんかいっぱいおる。でもそれが幸せやと本人が思っているなら、周囲の人間が残念がる事はなくて、友達関係がなくなるなら、それはそれ。あんたがやるべき事は、しつこく容姿の悪口を言う頭の悪い12歳の子供に参加せんことや」
と話した。

娘は「わかってる。Iのボーイフレンドが私の容姿を誹謗中傷しているのを止めず、私がそれで離れていったとして、 Iがボーイフレンドを選ぶなら、それまでの友達やと思ってる」と言った。
以外にクールでビックリした。
オカン、必死に説明したのに…

女友達は厄介で、若い頃から色々削ぎおとしては増え、そうやって残った友達が友達であるが、この話しは13歳の娘にはまだ早い。
また何かに直面したら話すつもり。
人気ブログランキングへ
アメリカ人女性と付き合っていた友人の兄が、ついに破局した。
長らく付き合ってきたが、破局したのは、女性が英国には永住したくないという理由だった。
「ロンドンと言えど、所詮は田舎…」これがニューヨークからきた彼女の口癖だった。
「流行に外れた服ばかり」だと言っていた。

別れたから、その女性に関わった人は皆「アメリカ人は自己主張ばかりで、悲劇のヒロインも良いとこ。すぐ怒り、泣き、わめく」と言う。
気付いてないか知らんが、あんたらイギリス人もやで…
自己主張、激しい喜怒哀楽、すぐ泣いてわめくやんか…

昔32 レッド カジノに働いていたイギリス人女性が、「オーストラリアの女は自己主張が激しく、喜怒哀楽が狂っていて、男に偉そうで、それでいて家事は出来ない、太っているのに自信家、女王のように扱わねばならず、面倒くさい」と、よく言っていた。

アンタもやん…
人気ブログランキングへ
イギリスに来て、今の職場が4つめ。
最初は保育園だった。
スタッフは若く、喧嘩はする、揉める、泣く…がまあ多かった。
それから今に至るわけであるが、スタッフの喧嘩、揉め事、泣くはやっぱりある。

今日はスタッフが二人風邪で休みで、売り場にスタッフ2人しか配置できなかった。
しかし朝10時になり、売り場の一人が在庫室に戻ってきた。
「レジに人が来たらレジを打たなあかんし、自分の持ち場の服は畳まなあかんし、やらされる事が多すぎて思考が止まる」と泣き出した。

今日はカーライルは嵐で、客はほぼ来なかった。
忙しくはないはずであるが、本人の言い分は「2つの仕事をしたくない」と言うものだった。
客が乱した衣類をたたみ、レジに客が来たらレジ打ちをする。
これだけである。

この子はそもそも責任者になりたいと応募してきたが、面接でおとなしい印象である事と、前の職歴がテスコというスーパーで乾物の品出し担当しかやっていなかった事で、アパレル未経験であるし責任者は…という事で週16時間のパートになった。

泣いているから売り場に立ちたくないと主張し、2つの仕事をすると前向きになれないと言うた。
どーゆー意味かも私にはわからん。
2つしたら前向きになれず、レジだけやったら前向きになれんのか…

「テスコでは乾物を補充するだけで良かった。それなのに、ここの仕事はレジやれ、紳士服やれ、レディースの下着をサイズごとに並べろだの、要求が多すぎる」と泣いた。
これで責任者なりたいて、よう言うたな…
己の仕事能力を知らずして、責任者に応募してくるところが、かなり前向きな典型的イギリス人やと私は思うが…
2つ仕事任されたら後ろ向きになるなら、スーパーの陳列に戻った方がええと思う。
「バイバイ」も言わず、シフトの5分前に帰った。

もう辞めてくれてええけどな…
人気ブログランキングへ
娘が夕飯時に「今日の出来事」を話す。
それを私と息子が聞き、次に息子の話を聞く。
夫は帰宅が遅いから、月曜日から金曜日までは3人で夕飯となる。

スペイン語の時間の時、娘と小学校から32 レッド カジノのサマンサ、ハイスクールで32 レッド カジノになったJ君とパエリアの話しになったらしい。
サマンサが「パエリアは食べたことないから、どんな料理なんかようわからん」と言ったから、娘が説明した。
サマンサが「何で知ってんの?」と聞いたから、娘は「お母さんが時々作るし、前にカナリア諸島に何度か行った時に食べたから」と、どんな内容か説明した。

私はサマンサのお母さんと仲良しで、娘の送り迎えを毎日してくれているから、休みの日があればパンやケーキを焼き、お礼に渡したりしている。
であるから、サマンサは「あんたのお母さんは料理出来て羨ましいわ」といつも言う。
それを聞いていたJ君が「君のお母さんはスペイン人なんだね」と言ったから、娘は「日本人」だと答えた。
J君は相当驚いたそうで、日本人がパエリアを作るのが衝撃的だったらしい。
サマンサは週2で弁当がマクドナルドである。
勿論、前の日に買ったマクドナルドである。
お母さんが忙しいので、ランチも夕飯も手作りとなるのは週1程度になる。

J君は「僕が知っている日本食はカツカレー、これは学校のランチメニューにあるからさ…僕のお母さんが作るのは月曜日がジャケットポテト(ベイクドポテト)にチーズとバター、火曜日は瓶のカレー、水曜日は冷凍ピザ、木曜日はフィッシュ&チップスを買う、金曜日はフィッシュフィンガー(冷凍魚フライ風)、土曜日は中華の出前、日曜日はおばあちゃん家でローストチキンと決まっているから、外食したらパスタを食べるんだ。家で食べれないからさ。これが僕が食べたことのあるイギリス料理」と言った。

娘が「J君が言うたやつ、あれ…イギリス料理なん?」と私に聞いた。
いや…何て言うか…違う意味で衝撃やけど、イギリスあるあるである。
イギリス料理て言うか…イギリス人に人気…いや違うか…それしか知らん…それしか作らん…それしか食べへん…
イギリス料理て、ちゃんと作ると手間がかかる。
だからイギリス料理でもない、イギリス人がやたらと好んで食べる簡単な食べ物…と説明しておいた。
たまに出会う、恐ろしいまでに食の範囲の狭いイギリス人…
栄養面など気にしようか…
人気ブログランキングへ
先日、娘の部活に使うスコートを洗って乾かした時のこと。
あれ…やたら小さない?…と思った。
両手で持って見た。
やっぱり明らかに小さい。

娘に「あんた!また自分のやつ取られたんちゃうの?」と聞いた。
娘は「それ私のや」と言った。
私は「どこをどうみても小さいやん!誰かのやつ間違って持って帰ったんちゃう?部活の日の朝、私がスコートを鞄に入れた時はあんたのやったのに、何で部活終わりに明らかに小さいの持って帰って来てんのよ」と怒った。

先日の体操服紛失から直後で、私は辟易していたから怒ってしまった。
私は「今日の終わりまでに自分のやつ探さな、◯◯ちゃんとこ行かせん」と言った。
そう、その日は幼稚園から32 レッド カジノの問題女子児童のお母さんから、どうしても遊びに来て欲しいと頼まれ、私は行かせたくなかったが、夫と話し合い、娘があの子を問題をよく起こす子だと認識して賢く振る舞い距離を持って接しているのだから、娘の行ってあげたい気持ちを反対するのは良くないとなり、行かせることになった日だった。

娘は「分かった…」と言い当校。
放課後、娘から「見つかりました」とメールがきた。
娘に聞くと、その日のランチタイム時に「オカンまじでキレてる、ヤバい。見つけへんかったら、今日◯◯ちゃんとこ行かしてもらわれへん」と◯◯含む小学校からの友達に話したらしい。

すると摩訶不思議…
昼休憩を終えたら、娘のロッカーに娘の名前が入ったスコートが戻っていた。
娘と部活が32 レッド カジノなのは、問題女児の◯◯だけ。
私は窃盗の全科がある◯◯だと睨んでいるが、娘は「親切な誰かが届けてくれた」と単純に喜んでいた。
アホが…

スコートは無事に戻り、娘は◯◯のお宅に呼ばれていった。
お母さんから「遊びに来させてくれて有り難う。娘が回りの女子とよく揉め、良く思われていないのは知っているの。本当に貴重な時間だった」と礼を言われた。
複雑な心境…
人気ブログランキングへ
今の職場には、前の職場からの同僚が3人いて、隣にある系列店にも元同僚が3人いる。
たまに全員が同じ時間にランチになる時が奇跡的にあり、そんなときは朝にメールで、どっちの職場の休憩室で何時に集まるかを連絡しておき、1時間32 レッド カジノに過ごす。

前の職場からの習慣で、一番年下のSが皆の紅茶とコーヒーを入れる。
理由はSの入れ方が一番美味しいとSが思っているから。

私がある日、職場の休憩室にあるインスタントコーヒーを入れた。
コーヒーカップにインスタントコーヒーを入れ、湯を注ぎ牛乳を入れる。
これが私のインスタントコーヒーの入れ方。
それを見ていたSが「牛乳後なん?!」と驚いた。
私は「え?ちゃうの?」と聞いた。
Sはコーヒーカップにインスタントコーヒーと牛乳を入れ、まあまあ混ぜて完全に溶かす。
そこに湯を注ぐ。
「味32 レッド カジノちゃうの?」と私が言うと「絶対にこれの方が美味しい」と言った。
調べると、皆そうやっていた。

私がインスタントコーヒーを飲むのは職場のみ。
日本にいる時はインスタントコーヒーを飲んだことがなかった。
だからインスタントコーヒーの事は、実はちょっとバカにしている。
どうせインスタント…豆から挽いて入れるのとは味も落ちるし…という気持ちがあるのだと思う。

Sや同僚らは、紅茶の時はカップに牛乳と砂糖を入れて混ぜ、そこにティーパックを放り込み湯を注ぐ。
私は紅茶に砂糖も牛乳も入れないが、たかが紅茶とはいえ、入れ方は色々である。

カーライルで初めて働いた職場にニューヨークから来た人がいて、この人がカップに水を入れてレンジでチンして湯を沸かし、そこにティーパックを入れているのを見て、私は感動した。
何て画期的なんだろうと新鮮だったが、同僚は「沸かしたての湯でないと風味が出ない」と言った。
あんなに同じものばっかり食べるくせ、そこは風味にこだわるんやな、イギリス人は…と知った瞬間である。
人気ブログランキングへ

私がカーライルに来て初めて出来た友達が、同僚だった。
うちの息子のゴッドマザーにもなってくれた親友である。
同じ歳の友人は、出会った頃とにかく痩せていて精神は不安定、肌の状態も非常に悪かった。

友人の兄がボディビルダーで、妹には「まともなもん食え」とよく説教していた。
友人はゆで卵さえ作れない人で、常にカップヌードルそれも電子レンジで作るし、アイスランドという冷凍食品が異常に安い店で全ての夕飯を買っている人だった。
ランチは市販のサンドイッチ、手作りのものは一切ない。
そんな友人が、トライアスロンをやっている男性と出会った。
それからは男性が作る夕飯を食べ、マラソンを32 レッド カジノに走るうちに安定剤が必要なくなった。
友人は結婚し、今も夫が作る夕飯を食べている。

ハイスクールで未成年者のカウンセラーをやっている
友人は「食事が心の成長に重要な影響を与えるというのは、イギリスでは浸透しない」といつも言う。
離乳食が始まるや否や、チョコレート、ポテトチップスは当たり前である。
どんなに有名な料理人が子供の給食を改革しても、法律で決めてハイスクール給食に既製品の魚フライ、フライドポテト、ピザ、チョコレートケケーキを出したら違法行為で逮捕しますとでも言わん限り、改革は無理である。

私の職場も、私以外は弁当を持ってこない。
まあ、私の場合は昨夜の残りを消化せねば今日の夕飯がまた残るからであるが…
週5でマクドナルドは飽きないかと聞いたら、チョイスする内容が違うから飽きないということだった。
まあ、そうか…ハンバーガーしか無いわけやなし…

友人のいう「イギリスでは浸透しない」は、改革を頑張ったエキスパートらの本音だと思う。
イギリス人はこれで良い。
放っておいて欲しいと思う。
健康志向の人は徹底的にやるし、人間失格レベルにダメな食生活の人も、最後は医療費無料で治療が受けられるのだから、安心してジャンクフードを食べられるのである。
人気ブログランキングへ
今日は歯石取りと歯磨き指導の為、歯科に行った。
先々週はチェック、今日はクリーニングである。
私は歯の状態が良いからと、年に一度でよいプランになっている。

もうこれはイギリスに来てから毎回なのであるが、歯石取り担当の人に必ず「完ぺきに歯磨きしてあるから、別に取る歯石もないんやけど、一応やるわ」と言われる。
今日は「電動歯ブラシでも、ここまで綺麗に磨けている人は、あなたがダントツよ 」と言われた。

私は「私は子供の頃、本当に虫歯が多かったから、歯医者ばっかり通っていて、この年齢になっても歯医者に行く事が嫌いで手に汗をかいて緊張してしまう。だから虫歯だけはなりたくないと、必死に歯磨きしているからやと思う」と言った。

すると担当してくれていた方が「私は美容院が苦手なんです。鏡越しに向かい合うあの時間が苦しく、どうして良いのかわからない。シャンプ―の時も苦痛で、出来るだけ行きたくないから、したい髪型さえ浮かばない。とにかく長くなりすぎるから切りに行くという感じで、居心地が悪い場所」だと言った。

すると助手の方が「私は昔、美容院で働いていたから、そんなん言われたらショック😨」だと言った。
確かに、会話が苦手な人には美容院でカット、パーマ、毛染め3点セットのあの長時間は苦痛かもしれない。
皆、色々あるなと思う。
人気ブログランキングへ
私が今の職場で働き始めたのは11月の最初の頃。
初めて売り場を見渡したとき、目に見えるホコリがうようよ転がり、商品を置く陳列棚はホコリで真っ白だった。
誰も気にならないのがイギリス。
これを客または偉いさんが来て指摘されて、初めて1回限りやる。
それは決して定期的習慣にはならない不思議を持つのがイギリス流である。
怒られたらやる、怒られなければ限界を超えてもやらん。

最近、毎週末、必ず客からクレームが来ている。
スタッフが無愛想すぎる、または全く客を助けようとしない…である。
愛想よくしましょう‼️とアルバイトらに告げたとて、イギリスの大人のスタッフさえ、あんな無愛想である。
それを若いアルバイトに求めて、果たしてやれるのか…
愛想のよい人は感動するほど良いが、無愛想なのはつり銭を投げてよこし「サンキュー」も「バーイ」もない。

先週、うちの店の系列店に手伝いに行った。
うちのマネージャーから頼まれた。
その系列店は在庫室が足の踏み場もないほど乱れており、私が在庫をどうやって綺麗に畳み、保管、管理しているのか、また毎日届く200点程の入荷商品のスペースをどうやって作っていくのかなどを見せて欲しいという内容だった。
マネージャーから「行ったら分かるけど、ビビるで」と言われていた。
マジで引いた。

在庫が緊急避難扉さえふさぎ、足の踏み場もなく、皆が踏んで放置したままの割れたハンガーが散乱、落ちている売り物は拾わず放置、ホコリ、ゴミ、食べかす、棚に商品を乗せすぎて落ちかけている棚…廃墟かと思った。
これを放置できる人間に、在庫室の商品をどう綺麗に畳む、片付ける等、正直意味があるのか…通じるのだろうかと思った。
一応6時間ほど滞在して見せたが、あれは毎日継続しなければならない。

そして先日、系列店のマネージャーからうちのマネージャーに、私を1か月でよいから貸して欲しいという打診があった。
系列店のマネージャーの方が立場が上であるが、うちのマネージャーは私を絶対に外には貸したくない。
二つ返事で断った。

ほらな…貸してということは、私に全部やって欲しいからである。
自分達でやる気などないからである。
6時間見せて伝わったのは、ああ…この人に来てもらったら片付くやん…そういうことである。

絶対嫌である。
しかし今、その系列店のマネージャーが本社の採用担当に私をシェアするよう要請しているらしいが、この厚かましいイギリス他人任せ片付け制度を受けるつもりは勿論ない。
人気ブログランキングへ